自立支援介護とは、加齢や病気などにより、出来なくなったこと(歩く/トイレで用を足すなど)をただ一方的に手助けするのではなく、自分で出来ることを増やし、日常生活の自立を目指す介護です。
自立支援介護の基礎は、水分の摂取、栄養のある食事、適度な運動、トイレでの排泄の4つであり、基本ケアと呼んでいます。このケアに取り組むことで、体調が整えられ、活動性が上がり、体力の回復、意欲や活力を取り戻すことができます。
それぞれに持病や体格が異なるため、一律に効果が表れるわけではありませんが、これら基本ケアを土台とし、お一人おひとりに合わせた対応を行うことで、大きな効果を生み出す方も多数おられます。基本ケアを実践する前までと比較し、認知症の症状が緩和する方、笑顔や言葉が増える方もおり、ご本人はもちろん、ご家族の皆様も大変驚かれています。
次回以降は、これら基本ケアを一つずつ、ご紹介して参ります。
次回は「水分ケア」についてです。
11月 | 基本ケア①水分 |
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12月 | 基本ケア②栄養 |
1月 | 基本ケア③排便 |
2月 | 基本ケア④運動 |
3月 | 基本ケア⑤まとめ |