今回は、デイサービスセンター利用者Tさんの事例をご紹介致します。
Tさんは、平成23年頃から、徐々に体が思うように動かなくなり、それまで出来ていた買い物や料理などの家事が出来なくなってしまいました。ご本人も「もう70歳になるし、年を取れば仕方ない事だ」と思い、諦めていたとお話しされます。
平成25年4月、ケアマネージャーや当デイサービスセンター職員の勧めもあり、パワーリハビリに取り組み始めました。それから約3年経過し、これまでを振り返っていただきました。
平成26年
パワーリハの様子
平成27年
以下は、Tさんがお話しされた内容です。
「初めは、パワーリハの機器に座っても上手く体を動かす事が出来ず、動作がバラバラになってしまいました。肩に力が入り過ぎていた為か、疲れも溜まり、運動不足であることを痛感しました。それでも諦めずに取り組み続け、慣れてくると上手く体を動かせるようになり、疲れも溜まらなくなりました。そのため、職員の方と相談し、リハビリの内容を変えてみました。
最初は1セット(10回)だったものを、2セット、3セットと増やし、重りの重さも少し増やしてみました。取り組み始めてから1年後には、自宅でも座ったり立ち上がったりするのが、楽になった様に思えました。その後、台所に立って大根を切りたいと思いたち、ゆっくりではありましたが、大根を切って味噌汁を作る事が出来ました。
私は、この経験が大きな自信になり、色々なことにチャレンジしてみました。庭の畑で大根や白菜を作ったり、夕飯の料理を作ったりしました。自分で作った野菜を収穫して、無人販売で売ったり、友達にあげたりもしました。まだまだ、前の時の調子ではないけど、また夏には野菜を作りたい。今はそれを目標に頑張っています!」
現在